利益予想を34%上方修正、目標株価を2070元に引き上げ
AIサーバーとASIC需要の持続的な拡大を背景に、高機能銅張積層板メーカー台燿(6274)の業績成長が続く。国内系証券は高機能材料の浸透率向上とASIC顧客層の拡大を好感し、2027年の利益予想を34%上方修正、目標株価を1900元から2070元に引き上げ、オーバーウェート判断を維持した。法人は台燿の2026年売上高を628.09億元、EPSを24.16元、2027年売上高を1042.42億元、EPSを47.79元、2028年EPSをさらに71.93元と予想する。2027年予想EPSを基準に、レポート参照株価1390元に対する上昇余地は大きい。
第3四半期粗利率36.9%は予想上回る、高機能構成が改善
法人によると、台燿の第3四半期の粗利率は36.9%、営業利益率は31%で、市場コンセンサスの31.8%、25.9%をそれぞれ上回り、純利益は38.6億元で市場予想を15%上回り、高機能製品構成の改善を反映し、収益性は向上し続けている。第4四半期について、法人は高機能製品の値上げ開始を見込む一方、中低機能製品の価格競争激化によりM7とM8の売上構成比は低下する可能性があるものの、高機能材料比率の上昇は引き続き製品構成にプラスで、第4四半期の利益モメンタム継続を予想する。
AIサーバーが成長の中核、T4と1.6Tは2027年を見込む
AIサーバーは台燿の中長期成長の中核になる。法人によると、新たに複数の大型ASIC顧客を獲得し、一部はサンプル出荷・認証段階に入り、米系T3サーバー向け出荷は継続、T4は2027年に安定した基板供給を獲得する見込み。800Gスイッチ顧客の認証は加速し、1.6T需要は2027年に急拡大する見通し。また、AIサーバー材料のM7とM8比率は上昇が続き、Networking事業もスイッチ高度化の恩恵を受け、高機能製品の浸透率を押し上げ、高速伝送需要の拡大に伴い製品構成は最適化が続く見通し。
長期受注を確保、見通しは高いが2大リスクに留意
法人はさらに、台燿は長期受注を確保済みで、顧客需要の見通しは非常に高く、PTFE企業もHybridソリューションに参入する機会があり、現在5〜6年の研究開発基盤を布局し、新分野への投入を継続していると指摘する。全体として、高機能材料出荷の急拡大とASIC顧客の拡大が主な成長ドライバーになる。ただ、顧客需要が予想を下回ることや競合の進捗が先行することは引き続き操業リスクであり、投資家は決定時にリスクを慎重に評価し、投資結果に自ら責任を負う必要がある。