安寄り後に切り返し45000ポイントを回復
台湾株は2日、安く寄り付き後高く推移する展開となった。前場は米国株のハイテク株急落の影響を受け、加権指数は45034.53ポイントで寄り付いた後売り圧力が強まり、一時812.73ポイント急落し、最安値44399.1ポイントまで下げ、45000ポイントの大台を割り込んだ。その後安値での買いが徐々に入り、電子大型株の下げ幅が縮小し、指数は持ち直しながら上昇、日中高値は45156.17ポイントまで戻し、前場安値から約757ポイント急反発した。正午12時13分時点で、加権指数は45045.98ポイント(165.85ポイント安、下落率0.37%)となり、45000ポイントを再び上回り、底打ちの兆しがあるかが注目される。
メディアテックアスペッドがマイナスからプラスに転換
電子大型株と高値株が日中の下げ止まりの鍵となった。IC設計大手メディアテックは前場一時3795元まで下げた後、買いが入りマイナスからプラスに転じ、日中高値は4070元まで上昇した。電源大手デルタ電子も安値1255元から1345元まで反発し、一時プラスに転じた。高値株では、株価首位のアスペッドが前場安値15350元から16200元付近まで戻し、安値から約850元反発した。光学レンズ大手ラルガンは日中90元高(1.66%高)の5520元となった。このほか、ホンハイ、ウニミクロン、エリート・マテリアルも日中に逆行高となる場面があり、一部資金がハイテク群に戻っていることを示した。ただ大型筆頭株のTSMCは依然売り圧力を受け、高値株の動きはまちまちで、反発の広がりはまだ限定的だった。
アナリスト:まず価格安定、その後商い伴う展開を
日中の下げ幅大幅縮小について、ベテランアナリストの蘇威元氏は、投信や官股系資金が積極的に買い支えに入り、市場に一定の下支えをもたらしていると指摘した。本日の出来高はまだ明確に拡大していないものの、現段階では株価と出来高の同時好転を強く求める必要はなく、まず価格安定を求め、その後に商いが付いてくる反発リズムも受け入れ可能だとした。個別株の即時大幅高を期待する必要はなく、まず重要移動平均線の支持を守れるかに注目し、安定を優先して下げ拡大を避けるべきだと強調した。正午12時12分時点の日中売買代金は5729.42億元に達し、全日の売買代金は約7907億元と見込まれ、今後は買い継続性や電子大型株が堅調を維持できるかが焦点となる。
米中間選挙と第3四半期決算に注目
海外市場を振り返ると、前週末の米国株はハイテク株に売り圧力がかかり、ナスダック指数とフィラデルフィア半導体指数がともに急落し、AI設備投資と投資収益への懸念が高まり、台湾株の電子群の重荷となった。今週は米国中間選挙が行われるほか、企業決算や経済指標が相次いで発表されるため、短期的には複数の不確実要因に直面する。注目すべきは、台湾株の下げ幅は縮小したものの、台湾ドル対米ドル相場は下落が続き、資金が依然ドル選好で、外国人売り圧力が和らいでおらず、株と為替がそろって下げ止まっていない点だ。今後の見通しについて、蘇威元氏は米国中間選挙のほか、イスラエル関連の地政学リスクにも注意が必要だが、歴史的経験では中間選挙後は上昇確率が高く、選挙後1カ月、2カ月、3カ月の平均上昇率はそれぞれ約5%、10%、14%だと指摘した。上場・店頭企業の第3四半期決算が出そろう中、企業利益が重要な観察指標となり、短期的にはまず重要支持線を守り、センチメント安定と商い回復を待って、高値再挑戦の機会もあるとみられる。