指数は1000点超下落、電子大型株に売り
10月30日の台湾株は激しい売りに見舞われ、取引時間中には一時1600ポイント超下落し45000ポイントの大台を割り込んだ。終値は1156.5ポイント安の45211.83ポイントで引けた。デルタ電子(2308)と友達光電(2409)はいずれもストップ安、TSMC(2330)は2.07%下落し、電子関連の大型株が法人の売りの中心となり、相場の変動は一段と激化した。
資金は海運に避難、コンテナ大手3社はそろって底堅く
資金はリスク回避先として海運セクターに向かい、コンテナ大手3社はそろって上昇した。万海海運(2615)は4.35%上昇し120元で引け、長栄海運(2603)は4.02%上昇し271.5元で引け、陽明海運(2609)は1.5元高の63.5元で引け、上昇率2.42%となった。指数の大幅下落の中で耐性を示し、市場の避難先の指標となった。
地政学リスクとストで運賃を下支え
足元では中東情勢が緊迫化し、ホルムズ海峡付近でコンテナ船や船舶への攻撃が相次いで伝えられ、地域の海運リスクと運航コストを押し上げ、欧州航路の運賃反発につながった。地場系法人は、10月30日の欧州港湾ストにより船舶の待機時間の長期化や荷役の遅延、配船の混乱が生じ、その後の連鎖的な混雑効果が有効船腹供給を低下させ、コンテナ運賃は閑散期でも底堅く推移し、短期的には下支えがあると指摘した。
アライアンスの紅海復帰と法人の評価
中華民国海運同業公会全国連合会の蔡豊明理事長は、会員代表大会で、第4四半期から来年にかけても中東情勢や主要航路の安全、国際貿易政策など複数の不確実性に直面し、船腹の配分や航路編成、脱炭素規制がいずれも重大な課題だと述べた。陽明海運は、所属するPA海運アライアンスが2026年末までに北西欧州1航路と地中海2航路の紅海通航を再開する見通しで、アライアンスの大欧州航路船腹の約30%から40%を占めると説明した。地場系法人は、紅海復帰は段階的で安全リスクが完全には解消されていないため、短期的な運賃への影響は限られるとみている。2027年については、新造船の引き渡しで供給圧力が増しても、船社は欠便や航路調整で船腹を調節できるとした。法人は陽明海運の2026年と2027年の税引き後EPSをそれぞれ10.30元と6.83元と予想し、買い投資評価を維持し、目標株価を76元とした。