組立メーカーの業績はまだら模様
AIインフラの持続的な拡大を背景に、AIサーバー出荷は拡大が続き、システム組立メーカーの業績はまだら模様となっている。鴻海はフルラック出荷比率の高さとApple新機種の発売が追い風となり、10月売上高は1.25兆元、月増率19.11%と予想され、目標株価は245元とされる。廣達は従来型民生エレクトロニクス低迷による影響が相対的に小さく、10月売上高は4078億元、月増率26.44%と予想される。サーバー売上比率が極めて高い緯穎は、液冷と新プラットフォームの寄与が進む中、地場法人から買いレーティングを付与され、目標株価は2456元とされる。PC事業比率が高い一部業者は、民生需要の低迷と部品不足という二重の試練に直面している。
ファウンドリ・後工程の需給は逼迫
先端プロセスと先端パッケージ需要の急増に伴い、ファウンドリと後工程の生産能力が不足し、納期は5ヶ月以上に延びている。台積電は力強い需要を追い風に、10月売上高は5507億元、月増率7.60%と予想され、2027年EPSは147.10元、目標株価は3200元とされ、上昇余地は34.17%とされる。聯電の10月売上高は265.74億元、月増率1.22%、目標株価169元と予想される。メモリと基礎原材料価格の高騰により、コストプッシュ型のインフレ圧力はサプライチェーンの各段階ですでに広がっている。
後工程の値上げ効果
後工程メーカーでは、日月光投控の10月売上高は881.30億元、月増率7.15%、目標株価862元と予想される。力成の10月売上高は87.32億元、目標株価384元と予想され、上昇余地は54.83%に達する。欣銓の10月売上高は18.38億元、目標株価322元と予想され、いずれも地場法人から好評価を得ている。上流のファウンドリから下流のサーバー・部品まで、コスト転嫁と生産能力の確保が相場を読む鍵となっている。
ニッチ部品メーカーに注目
AIによる仕様向上を背景に、特定の部品メーカーが焦点となっている。銅張積層板では、台光電は高位M8以上製品の出荷と新工場の稼働が追い風となり、10月売上高は238.52億元、月増率6.88%、2027年EPSは232.23元、目標株価は7175元と予想される。サーバーレールと放熱分野では、南俊國際はVera Rubin向けレール出荷の拡大を追い風に、10月売上高は月増5.48%と予想され、目標株価は579元とされる。放熱大手高力は前期の出荷が多かったため10月売上高は月減10.17%と予想されるものの、地場法人は依然として買いレーティングを付与し、目標株価は1950元とされる。投資家は技術的参入障壁と実質的な転嫁能力を備えたサプライチェーンのリーダーに注目すべきである。