ナスダックは6月以来の大幅安、10月は5.3%下落
米国ハイテク株は米東部時間30日に激しい売りに見舞われ、ハイテク株の比重が高いナスダック総合指数は終値で2.86%下落し、25,437.00ポイントで引け、6月以来の大幅な単日下落となった。同指数は足元の高値からも約8%下落している。10月は累計で5.3%の大幅安となり、2025年3月以来の最大の月間下落率を記録し、企業決算や設備投資、クラウド業者の債務リスクに対する投資家の懸念の高まりを反映した。
ダウ・S&P500・SOXも連れ安、TSMCADRが急落
優良株で構成されるダウ工業株30種平均は572.25ポイント安、1.09%下落し、51,770.31ポイントで引けた。S&P500種指数は1.82%下落し、7,580.07ポイントで引けた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7.20%下落し、10,688.801ポイントで引けた。TSMCADRは5.95%下落し、406.13ドルで引けた。台湾株価指数先物の夜間取引は1.91%下落し、44,433ポイントで引けた。投資家が月末を前に利益確定に動き、来週に迫った接戦が予想される中間選挙を前にポジション調整を進めたことで、30日午後の市場の売り圧力はさらに強まった。
インテルは弱い見通しで暴落、AMDとエヌビディアも連れ安
インテル株は約29%急落した。同社が当四半期について弱い業績見通しを示し、パソコン市場の減速を指摘したことが要因だ。インテルのクライアント・コンピューティングおよびフィジカルAI部門の売上高は前年同期比5%減の81億ドルに落ち込んだ。半導体株全体にも売り圧力が広がり、AMD株は約11%下落し、エヌビディア株とブロードコム株はそれぞれ4%と5%下落した。
アマゾン株は1%超下落した。同社が発表した第3四半期の売上高と利益はいずれもウォール街の予想を下回り、フリーキャッシュフローはマイナス424億ドルとなったほか、2026年の設備投資見通しを維持し、年間の設備投資額が2,200億ドルに達すると見込んだ。SanDisk株も13%下落した。同データストレージ会社が発表した2026会計年度第1四半期決算は市場予想を上回った。同社は同時に8対1の株式分割の実施を発表し、1株を保有する株主は分割後に8株を保有することになる。
資金はディフェンシブ株へ、ダウの下げ幅を限定
投資家が資金をハイテク株から他の業種へ移す中、生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブ株は逆に上昇した。ウォルマート株とコカ・コーラ株はいずれも1%超上昇し、ダウ工業株30種平均の下げ幅をある程度抑えた。同じくダウ構成銘柄であるメルク株とアムジェン株も連れ高となった。