安寄り後もみ合い、下げ幅縮小
米ハイテク株の売りが波及し、台湾株は2日、安く寄り付いた後もみ合いで推移し、寄り付き後は800ポイント超急落し45000ポイントの大台を割り込んだ。その後、一部の主力株や高値株が下げすぎから反発し、下げ幅を縮小、終値は44920.14ポイント、前日比291.69ポイント安(0.65%安)、売買代金は7588.75億台湾元だった。店頭(OTC)指数は逆行高となり、0.7%高の372.84ポイントで引けた。
日中は一時約812ポイント急落
加権指数は45034.53ポイントで寄り付き、寄り付き後は売りが膨らみ、一時44399.1ポイントまで下落し、前営業日の終値から約812ポイント急落した。その後、買いが徐々に入り、日中高値は45156.17ポイントまで戻し、日中安値から750ポイント超反発したが、引けにかけて45000ポイントの節目を回復できなかった。
主力株はまちまち、物色は循環
主力株では、TSMCが終値2330台湾元、前日比40台湾元安(1.69%安)となり、最終売買でも5910口の売り注文が出て、引き続き相場全体の重しとなった。鴻海(ホンハイ)、メディアテックやデルタ電子などが持ち直し、TSMC安の影響を一部相殺した。資金は一部の電子部品・材料株や光電関連に向かい、循環物色の展開となった。
引け後の集計では、上場・店頭合計で値上がり915銘柄、値下がり845銘柄、このうちストップ高41銘柄、ストップ安8銘柄となり、加権指数は下落したものの値上がり銘柄が値下がりを上回った。上場セクターでは、製紙・プラスチックや食品など伝統産業が比較的しっかり、金融や一部の電子セクターは売りに押された。売買高では、翌日に配当落ちを控えるアクティブ中国信託台湾高配当が約101.3万口で市場首位、群益台湾加権正2が約27.2万口で2位となった。個別では、AUO(友達光電)が約22万口の売買で終値は小幅0.33%高、群創光電(イノラックス)は4.7%高で約14.5万口、ガラスクロス材料の富喬工業(フォーチャオ)はストップ高(9.88%高)となり、約8.9万口だった。
外資は3日連続売り、投信は15日連続買い
三大法人では、外資が735.21億台湾元売り越し、3営業日連続の売り越しとなり、累計の引き上げ額は約2548億台湾元となった。投信は逆張りで361.17億台湾元買い越し、15営業日連続で買い増し、外資の継続的な調整と投信の積極的な受け皿というまちまちの構図となった。自営商は152.88億台湾元売り越しで、三大法人合計で526.92億台湾元売り越しだった。先物取引所の統計では、外資の台湾株価指数先物の建玉ネットショートは89379口に減少し、前営業日から2862口減少したが、全体ではなお9万口近くに達しており、今後は外資のショートカバー継続や現物売りの緩和が注目される。