安寄り後に軟調で四半期線割れ、引けに下げ幅縮小
米ハイテク大手の決算がまちまちとなったことに加え、巨額のインフラ支出に対する収益率への懸念からアジア株は軟調となった。前日の大幅高を経て、台湾株は木曜29日に安寄り後に軟調に推移し、盤中一時900ポイント超急落したが、引けにかけて押し目買いが入り指数の下げ幅は縮小し、終値は667.25ポイント安の46,368.33ポイント、出来高は微増の7,891.52億元となった。地場法人は、指数は前日の長陽線を包み込んで四半期線を割り込んだものの、下値では四半期線の支持があり長い下ヒゲが下落抵抗力を示しており、短期的には四半期線付近で底固めを繰り返すとみて、ファンダメンタルズが堅調なディフェンシブと主力セクターに焦点を当て慎重に対応するよう助言した。
大型株まちまちで金融が底堅く、CCL銘柄が躍進
大型株のまちまちな動きが指数変動の主因となった。首位のTSMC2330は売りに押されたものの、出来薄の調整で5日線と前日の強気窓を維持した。一方、UMC2303とデルタ電子2308は短期・中期移動平均線が弱気配列となり安値を更新した。資金のリスク回避需要から金融株が市場の明るい材料となり、富邦金2881、中信金2891、国泰金2882、元大金2885は全ての移動平均線を上回り、第一金2892はさらに高値を更新した。ただ、店頭市場は下げがきつく中小型株は調整が目立ったが、CCL銘柄だけは比較的堅調で、台光電2383は第3四半期の売上高と利益が過去最高で5日線を維持し、台燿6274は1株当たり純利益12.88元の好業績で逆行高となった。
法人はテクニカル支持に注目、短期線割れは厳格に損切り
高値圏での変動に対し、地場法人は複数の注目銘柄を操作の目安として挙げた。大型株とAIサプライチェーンでは、日月光投控3711は短期急騰後に調整入りし、弱気窓を埋めるまでは振れが続く見通し。メモリーとMLCC銘柄は引けに買いが入り、華新科2492、信昌電6173、晶豪科3006、十銓4967、創見2451は比較的底堅く、穩懋3105、智原3035、佳世達2352なども出来高の動向が引き続き注目される。
一方、これまで強かったテクノロジーサブセクターである光学の大立光3008、半導体後工程の精測6510、IC基板の欣興3037、シリコンウエハーの環球晶6488、水晶部品の晶技3042、光通信の光聖6442およびプリント基板の金像電2368は、短期線を割り込めば反発の一服を示す恐れがあり、操作上は厳格に損切りを設定すべきだ。