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米中間選挙でブルーウェーブ、金鉱株が急騰

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30秒要点

米中間選挙で民主党が上下両院の主導権を獲得し、ハイテク株が圧迫される中、資金が金資産にシフトした。米金鉱大手3銘柄が1割近く急騰し、金スポット価格は4,000ドル台を回復、台湾上場の金鉱業ETFも連れ高となった。

ブルーウェーブで市場資金が金にシフト

米中間選挙の結果が判明し、民主党が上下両院の主導権を獲得、世界の金融市場では顕著な資金ローテーションが起きた。ハイテク株は重い売り圧力に見舞われ、資金は金鉱株などの資産にシフトした。市場はトランプ政権の今後の政策推進や財政支出の変化に注目している。兆豊投信は、議会と行政府の分裂統治により予算や税制政策の協議が難航する可能性があり、米財政赤字も短期的には大幅な縮小が難しく、ドルの長期的な購買力への懸念が金関連資産を支えていると指摘した。

米金鉱大手3銘柄が急騰、金は高値に回帰

米国の金鉱大手3銘柄は水曜(4日)にそろって急騰し、ニューモント(NEM)が9.9%高、アグニコ・イーグル・マインズ(AEM)が9.67%高、バリック・マイニング(B)も8.31%高となった。国際金価格は反発の勢いが続き、金スポットは水曜に約3.4%高となり、一時1オンス当たり4,060ドル台を回復、約3カ月ぶりの大幅な単日上昇となった。アジア時間に入っても金価格は上昇を続け、日中には一時4,100ドルを突破した。市場では、ドル安、政治的不確実性、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策への期待の変化が金価格を押し上げる重要な要因となり、金鉱株の上昇にもつながったとみられている。

台湾上場の金関連ETFも逆行高

米金鉱株の堅調な動きにけん引され、先週上場したばかりの兆豊米国金鉱業ETF(009832)は今日(5日)の日中に0.8元高の8.57%高、一時10.14元を付け、ハイテク株が総じて軟調な相場とは対照的な動きとなった。また、金先物を追跡する元大S&PゴールドETF(00635U)も連れ高となり、日中に4.31%高の一時42.4元を付け、金関連ETFが総じて資金に選好されていることを示した。

操業レバレッジと中銀の買いが長期を支える

金先物ETFを直接保有するのとは異なり、金鉱企業の株価は金価格の影響を受けるほか、採掘コスト、生産量、経営効率とも密接に関係する。金価格が上昇しコストが比較的安定している場合、鉱山会社の利益はより大きく伸びる可能性があり、いわゆる操業レバレッジ効果が生じる。ただ、金鉱株はあくまで株式資産であり、値動きは金自体よりも大きくなる可能性がある。金の長期需要は中央銀行の買いにも支えられており、世界金協会の最新の「金の需要動向」報告によると、第3四半期の世界の中央銀行による金の純購入は321トンで、前期比8%増、前年比42%増、年初来9カ月では675トンを購入し、各国中央銀行が外貨準備の多様化を続けていることを反映した。

分散配置も追い買いリスクに注意

兆豊投信は、ハイテク株は主に産業需要、製品イノベーション、設備投資の影響を受け、金鉱株は金価格、採掘コスト、企業のキャッシュフローで決まり、両者は事業のけん引要因が異なるため、適度な分散配置は単一セクターへの集中リスクの低減に役立つと述べた。009832は「NYSE TIP米国金鉱業指数」に連動し、米国に上場する世界の主要な金・銀鉱業株をカバーし、半年分配型を採用している。ただ、金鉱株はリスクのない避難先ではなく、金価格の変動のほか、企業経営、為替、株式市場の調整リスク、ETF当日のプレミアム幅にも注意が必要で、単日の急騰だけで追い買いすべきではないとした。

よくある質問

なぜ米中間選挙後に金鉱株が急騰したのか?

民主党が上下両院の主導権を獲得し、政策の行き詰まりや財政赤字、ドルの購買力への懸念が市場で強まり、ドル安や金融政策への期待の変化も加わって、資金がハイテク株から金や金鉱株に避難したため。

金鉱株と金ETFの違いは?

金先物ETFは金価格の動きに連動するが、金鉱株は金価格のほか採掘コスト、生産量、経営効率の影響を受ける。金価格上昇時には操業レバレッジ効果が期待できるが、値動きは金自体より大きくなる可能性がある。

009832など金鉱業ETF投資のリスクは?

金価格の変動、企業経営、為替、株式市場の調整、ETFのプレミアムリスクに注意が必要。009832はNYSE TIP米国金鉱業指数に連動し、半年分配型で、単日の急騰だけを理由に追い買いすべきではない。