米国株安が重し AI支出への懸念高まる
半導体株と人工知能関連銘柄に主導され、金曜日の日経225指数は午前の取引を1639.69ポイント安、下落率2.54%の63019.78ポイントで終え、一時3%下落する場面もあった。東証一部指数は午前の取引を1.30%安の3951.23ポイントで終えた。投資家は巨額のAI支出の持続可能性を懸念している。
前日の米国株はAlphabetの急落が重しとなり下落し、アマゾンとインテルが決算発表後の時間外取引で急落したことで、売り圧力が日本市場にも波及し、AI関連株と半導体株の売りを招き、日本株は午前の取引で全面安となった。
半導体・AI関連株が全面安
AI人気株は全面安となった。AI新興企業への投資で知られるソフトバンクグループは午前の取引を6.19%安で終えた。半導体検査装置大手のアドバンテストは7.02%安、東京エレクトロンは4.96%安、半導体検査装置メーカーのレーザーテックは13.30%安、KOKUSAI ELECTRICは7.07%安となった。基板大手のイビデンは15.21%急落し、メモリー大手のキオクシアは8.31%安となった。
インテルは今四半期の見通しが予想外に弱く、PC事業の減速と製造面でのボトルネックを理由に挙げ、時間外取引で株価は23.03%急落した。アマゾンは時間外取引で7.30%安となり、クラウド事業は成長が加速したものの、全体の業績と売上高見通しが予想を下回り、フリーキャッシュフローはマイナス424億ドルとなり、来年の設備投資をさらに拡大すると予告したことで、AIが過度に資金を消費するとの懸念が強まった。
受動部品・光ファイバー関連も大幅安
受動部品関連は大幅に下落し、太陽誘電は午前の取引を8.55%安、村田製作所は11.07%安で終えた。光ファイバーケーブル大手3社もそろって軟調となり、フジクラは7.01%安、古河電気工業は8.14%安、住友電気工業は6.02%安となった。
日銀は金利据え置き 12月の動向に注目
昼休み時間中に、日本銀行は政策金利の据え置きを発表し、依然として1.25%となった。この決定は市場の大方の予想通りだった。投資家は今後、12月に利上げがあるかどうかに関する日本銀行からの手がかりに注目し、株式市場と為替市場への影響を見極めようとしている。